挿入する前に前戯は絶対にしなきゃいけない…
前戯をしない男はサイテーだ…
セックスの質は前戯によって変わる…
などなど、セックスの話をすれば前戯について触れられることがよくありますよね。
実際、たしかに前戯の質によってセックスの質の80%は変わります。
前戯といえば、乳首を愛撫したりクンニしたり手マンしたりと色々ありますが、それらをどういう手順、どういう順番でやっていけば良いのかわからないという初心者の人もいるかと思いますので、今回はそういう男性のために前戯のときに責める順番みたいなものを一例として書いていきます。
この記事の見出し
前戯の手順についての記事を動画解説で
なぜ男は前戯をしないといけないのか?…前戯の意味と効果とは。
そもそも、なぜ前戯をしないといけないのか。
前戯をする意味と理由は「いきなり膣内に挿入すると痛がらせてしまうから」と答える男性もいらっしゃるかと思いますが、それは間違いではありませんし、意味の一部分でしかありません。
前戯をする本当の目的は「安心をし興奮させること」にあります。
男性と女性の性欲のメカニズムというものは異なり、男性は射精をしない限りは常にマックス状態という感じになりますが、女性の性欲の高まり方というのは徐々にゆっくりと高まっていくものなのです。
グラフにするとこんな感じですね。
前戯なし挿れると痛いというのも、膣内の筋肉をほぐしていないという理由もありますが、それ以上に気持ちの部分で興奮しきっていないからこそ痛がるわけなのです。
そして女性からのセックスの不満の多くは、挿入中にどうこうよりも、
- 「前戯が短い」
- 「前戯が下手」
- 「回数を重ねるごとに前戯が雑になっていってる」
などの、前戯に関わる部分が多いのです。
前戯をしっかりとすることは、それだけでも女性はあなたからの愛情を感じることになり、あなたに対して安心感を覚えると同時に精神的な興奮もします。
前戯の時間はながければ長いほど良いというわけではありませんが、しっかりとしたテクニックをもって丁寧な前戯をしてあげることで、女性の精神的な興奮はグングンと高まり、「早く挿れてほしい…」という状態になったところでペニスを挿入することで、その後の結合したときの気持ちよさは別格のものとなり、セックスの質そのものが向上するというわけです。
どういう順番でどこを責めるか?前戯の流れの一例
ぶっちゃけ、前戯のやり方や責める性感帯の順番などに正解はありませんし、女性それぞれでも違いますし、関係性や信頼度によっても変わってくるものです。
が、目安として「あなたと初めてセックスする女性」ということをイメージして書いてみました。
あくまで「順番」がベースになっていますので、各所での詳しい愛撫方法や責め方などは簡略的にさせていただきます。
1 ハグ&キス
まずばなんと言っても、ハグとキスです。
前戯の一番最初はキスであるという方も多いと思いますが、それ以上に「ハグ」というものに意識を持っていってあげてください。
あなたと初めてセックスをする女性であれば不安もまだまだありますでしょうし緊張もしていることでしょう。
だからこそ、不安を完全に払拭できないにせよ、ギュッと抱きしめてあげることで安心感を与えてあげるのです。
もちろんムードを高めるという効果もありますよ。
服を着ている状態のときもそうですし、服を脱いでベッドに入ってからでもハグ→キスの流れです。
2 おっぱいを揉む
次はおっぱいを揉んでいきます。
おっぱいそのものには性感帯ではありませんが、おっぱいを揉むことによって「これからエッチなことをする」という期待が高まっていきます。
このとき、乳輪や乳首にはさわらないようにするのも焦らしの効果が後々効いてくるのでおすすめです。
ゆっくり優しく、ムード重視におっぱいを揉んでいくようにしてください。
もちろん、相手の女性が貧乳であっても…、いえ、貧乳であればあるほど丁寧に愛おしく揉んであげましょう。
3 フェザータッチで全身愛撫
おっぱいを揉んだあとでも揉む前でもいいのですが、やはりフェザータッチで全身を愛撫し、身体の感度を高めてあげましょう。
指先や爪の面で、肌の産毛だけを撫でるイメージで触れるか触れないかの距離で、スッーっと何度も肌をなぞっていきましょう。
首筋、おっぱいの周り、乳輪の周り、スペンス乳腺、足の先から太もも、膣口の周辺、クリトリスの周辺、などなどです。
なぜフェザータッチかと言うと、人間の肌というのは実際に触れていなくても、相手の体温や空気の僅かな動きを感じ取り、そういった敏感な感覚をフェザータッチで導き出してあげることで、相手はよりいっそう全身が敏感になって強く強烈な快感を得られるようになるのです。
フェザータッチでは、彼女の「肌・感覚」をセックスでより敏感にさせるための準備といったところでしょうか。
それに焦らし効果もありますからね。
4 乳首への愛撫
ここでいよいよ、女性の身体の強い性感帯を愛撫していきます。
先程のおっぱいを揉むところで乳首も一緒に責めるという方もいらっしゃるかもしれませんが、気持ち改めて乳首を愛撫していきましょう。
乳首を責める際は、いきなり乳首を舐めたり触ったりするよりも、乳輪の外側から中心に向かって愛撫していくようにするとよりよいですよ。
愛撫の基本は「弱→強、外→内」ですからね。
ちなみに、乳首にはどちらの乳首が感度がいいかの違いがあり、右利きの人は左乳首のほうが感じやすいという傾向にありますので参考までに。
乳首でかなり感じるようであれば、何度も何度も長時間舐めることにより乳首イキもできるようになりますが、初めてのセックスでそこまでする必要もありません。
5 クリトリスへの愛撫(手マン)
乳首を舐めながら、彼女の女性器周辺にも手を伸ばしましょう。
ここもいきなりクリトリスには触れずに、その周囲から責めていきたいところです。
ここまでかなり長い時間を上半身から全体への愛撫で費やしてきたので、女性の精神的興奮度もそこそこ高くなっているはずです。
なので、これまでクリトリスでさえ男性によってイカされた経験が無いという女性にも、指マンでイカせることもそう難しくはないでしょう。
指マンでクリイキさせる場合は、イキそうになってきたら激しく愛撫するのではなく、あくまでペースを変えずにゆっくりと忍耐強くイカせるほうが、じわじわと登る快感で深いイキ方をします。
6 クンニ&膣内愛撫
クンニをしてから膣内、膣内を愛撫してからクンニ、はたまた同時。
ここで、クンニをしたり膣内を愛撫し、膣の筋肉をちゃんとほぐしていきましょう。
前戯の早い段階で腟内を愛撫される方も少なくはありませんが、膣内は引っ張って引っ張って、最後の方に愛撫するからこそ最初からある程度感度が高まっており、その気持ちよさを感じるものです。
先程指マンでクリトリスをイカせた方もそうでない方も、クリトリスをしっかりとクンニしてあげましょう。
なんだかんだでクンニは、オナニーだけでは味わえない特別な快感でもありますし、手コキよりフェラチオでイクほうが精神的にも肉体的にも遥かに気持ちいいように、指でイカせられるよりもクンニでイクほうが遥かに女性にとっても気持ちいいですからね。
膣内愛撫も、膣内を広げると同時に、Gスポットや膣奥も愛撫しておきます。
手マンでGスポットイキしそうならそのままイカせても良いのですが、無理に最初の前戯で狙わずとも、2回戦目があるのであれば、2回戦目で中イキさせるほうが簡単になるので無理して中でイカせる必要はありません。
7 挿入
そして挿入です。
AVであればここいらでフェラチオなどが挟まれるのですが、初めてのセックスであれば無理にフェラチオして貰う必要はないかなと思います。
ぶっちゃけ前戯に順番はないけど…
先程も書きましたが、前戯に正しいやり方も順番も本当はありません。
どういう前戯が良いのかは、女性によってもまちまちですし、あなたとの関係性やあなたへの信頼度、そしてその日の気分によっても違いますからね。
とは言っても、全然前戯をしない、雑な前戯というのは流石にダメです。
強いて言うのであれば、以前に書いた以下のようなちょっとした要素を意識するほうがよりいい前戯ができるようになります。
かといって、前戯のテクニックがあまりにもお粗末であれば次第に相手の女性は興奮するどころから、あなたとのセックスがしたくなくなってくるという危険性もありますからね。
100点を目指す必要はありませんが、男性であるからこそムード作りから愛撫テクニックは一通りしっかりとしたものを身に着けておくべきであると思います。
そして相手の女性が、どこが感じるのか、どういうふうにするのかが気持ちいいのかをしっかりと観察したり、時々には言葉としてコミュニケーションを取っていくことが彼女とあなただけの良いセックスができるようにもなりますし、他の女性に対してでもいいセックスができるようになるのです。