セックスで女性を心から満足させようとするのであれば、挿入でのピストンテクニックよりも前戯をいかに上手にするかが重要になってきます。
その前戯でいかに女性を興奮させ、身体の感度を上げておけるかです。
今回はそんな女性の女性を興奮させるような気持ちいい前戯のテクニックを紹介していこうと思いますが、指の動かし方はこう、責める順番はこう、とかいった技術的なことではありません。
女性に前戯をするときは、頭の片隅にでもおいて、心がけてほしいことという、基礎的なテクニックとなります。
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性感帯は外側から中心へ
まず愛撫の基本なのですが、なるべくいきなり性感帯の中心部を責めるではなく、周りからその性感帯の中心部に向かうように責めていってください。
いきなり中心部はもったいない。
周りから徐々にです。
乳首であれば、乳房から乳輪までじっくり愛撫し、そして乳首へ。
クリトリスであれば、女性器の大陰茎やクリトリス周辺をじっくり舐めたり触れたりしてから。
というのは、やはり女性に大きな刺激を与えるには「焦らし」というものが大切ですからね。
クリトリスや乳首といった分かりやすい性感帯の中心部には、神経が非常に密集しているゆえに敏感であり、それがだんだんそこから離れることによって敏感ではなくなります。
周りから責めるからこそ、女性の気持ち的には後に一番敏感なところを責められるという予感がし、だんだんと中心部が敏感になってくるというわけです。
せっかくなら、より神経が敏感になっているところで、美味しいところを刺激したいですからね。
舐めるときは下から上へ
クンニは、なんだかんだで「下から上へ」というほうが気持ちいいという女性も多く、また男性であっても舐める時の体勢的にもそうあってくれたほうがありがたいものです。
しかしこの「下から上へ」というのも、何もクリトリスに限ったことだけではなく、乳首や他の性感帯にも言えることなのです。
もちろん、ただ下から上へを繰り返していると、舌も疲れますし単調になりがちで、彼女にとって他の気持ちいい愛撫のされかたを発見できなくなることもありますので、下から上へを基本とし、時々には他のやり方も織り交ぜてみましょうということです。
愛撫の強さは、どこを責めるにしても「弱め、優しめ」から
どこを愛撫するにしても、指や舌の強さは弱めから、つまりソフトに導入しましょうということです。
やはり女性の身体がびっくりしちゃいます。
いきなりそれなりに力を強めに愛撫しても気持ちいいには気持ちいいのですが、せっかくなら弱めのところから徐々に強くしていくことで最終的に大きな快感へとなるのです。
これは、神経が徐々に…とかそういう理由もありますが、何よりも最初はやさしくすることで、女性は「大切に扱われている」という思いにもなり、気持ちの部分でも興奮度が高まるというわけです。
キスをするにしても、乳首を愛撫するにしても、クンニするときも、膣内を手マンするときも、何をするにしても最初は弱く優しくが基本です。
もちろん、前戯にしてもそうですし、挿入時のピストンをするにも最初はやさしく弱くです。
女性が気持ちよがってきてもスピードを上げない、力を強くしない
女性がだんだん気持ちよくなってきて、声も反応も良くなってきても、愛撫のスピードを上げず、強さも強めず一定のリズムをキープするようにすることです。
実はこれ、言ってしまうのは簡単ですが、何気に高等テクニックです。
愛撫していて女性の喘ぎ声も大きくなってだんだん気持ちよくなっているのを見ると、ついつい手マンやクンニのスピードを上げたり強めたりしてしまうでしょう。
女の子が気持ちよくなってきているのに、こちらは冷静さを保ってそのリズムをキープし続けろというのは、頭でわかっていても難しいことなのです。
けれど、女性にとっては一定のリズムであるほうがイキやすいという人も多いですし、何気に一気に強めてイッたときよりも、一定のリズムで生かされるパターンのほうがイッたときの深さや快楽の持続時間も長いのです。
それに、強さやスピードを変えられると、ジワーッとイキそうだった感覚の集中力が乱されて、イカなくなるという話もよく聞きますからね。
男で言えば、フルボッキのときに高速手コキされればそりゃイッてしまいますがそこまで強い快感はなく、じっくりゆっくり手コキされると、「あ、やべやべ、イキそうイキそう」と時間をかけてイカされる方が妙に深く長く気持ちよくなれるもの。
イクときの快楽指数は「イキそう」という、イク直前のあの感覚が長ければ長いほど強くなるのです。
女性がどんなに気持ちよくなっていたとしても、一定のリズムをーキープする。
こればかりは、実際にがんばって一定のリズムをキープさせた上で、女性をオーガズムに導いてやるという経験をしてみないことには、なかなか頭ではわかっていても、どうしても先走ってしまうものです。
常に身体は密着し、勃起したペニスを肌に触れさせておく
前戯をするときも、なるべくは身体を女性に密着させるようにしておきましょう。
生殖器同士を交わり合わせるのも気持ちがいいですし、性感帯を責められるのは気持ちがいいけど、セックスの醍醐味は服の下に隠した肌と肌、違う感触と体温の肌を触れ合わせること。
それは気持ちいいではなく、ただたにそれが心地よく、安心もするんですよね。
男の僕でさえもそう感じるから、女性にとってはなおさら。
やはり、肌があまり触れ合わず、テクニック重視のセックスになってしまうと、気持ちいいは気持ちいいが、どこかで寂しさも感じてしまうようです。
そして、肌と肌を触れ合わせることで安心感を女性に与えていくと同時に、勃起した熱いペニスも女性のどこかに触れさせておくように。
自分のからだや自分とのセックスにこれだけ興奮してくれているんだと女性からすれば嬉しいことですし、後でこれが自分の身体の中に入ってくるという興奮を感じさせることにも繋がりますからね。
手をつなぐ、キスを何度も挟み、そして目を見る。
前戯中ずっとじゃなくてもいいので、時々には相手の女性の手をつなぎましょう。
手のひらと手のひらを合わせて握り合う感じの手のつなぎ方です。
これはイチャイチャラブラブとしたムードを出すということにも非常にいいですし、ちゃんと相手にしてくれているという安心感がありますし、純粋に手をつなぐという好意はやっぱり何か特別なんですよね。
また必然的に女性の手より男性の手のほうが大きいから、征服されている感もあると答える女性もいます。
あと、手にひらには触覚を司る神経が通っていますから、そこを合わせることで生まれる一体感もあるのです。
そして、唇が空いているときがあればキスをしてもいいですし、愛撫を違う部分に移すときにもキスを挟んだりもいいでしょう。
そして、時々にはちゃんと目を合わせる。
仮に、女性が視線を外したとしてもそれとなく目を合わせるようにしましょう。
やはり目を合わせるのはドキッとしますし、ちゃんと「相手がいる」ということをしっかりと認識させるため、何よりも目を合わせることは女性にとっては非常に恥ずかしい行為であるからこそ、自分を曝け出させるためにも必要なことです。
まとめ
ついつい、指技のテクニックとか責める順番とか、前戯について説明しようと思えばテクニック的なものが多くなりがちな前戯であり、求めるほうもイカせるテクニック的なことを望んでしまいがちです。
とはいえ、前戯の目的は女性を気持ちよくさせることよりも、女性の心をまずは安心させることから始まり、そしてその安心の上で気持ち的な興奮を呼び覚まし、そして身体の方も感じやすい敏感な状態にしてあげることです。
そして今回書かせていただいた、前戯の基礎的なことを意識しているだけで、どんな前戯にしろテクニック的に未熟であっても、女性を安心させそれなりに気持ちよくし、合格点はゲットできるはずです。
何より女性は、いざ挿入での時間よりも、前戯の質と時間を重要視することが多いですので、前戯で差をつけたいところです。
もちろん前戯のテクニックも重要ですが、相手の女性を敬う気持ちや愛情が伝わればベストですね。