セックスの体位「48手」はちゃんと覚えるべきなのか?実践するべきなのか?

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セックスの体位「48手」はちゃんと覚えるべきなのか?実践するべきなのか?

セックスの体位48手、その内容を知らなくても「48手」というのを聞いたことがある人は多いでしょう。

48手、ちゃんと覚えるべき?

それで昔、こうしてセックステクニックについて発信している僕の元へ、
「48手って覚えたほうが良いですか?」
というような質問などが来ました。

丁寧に返信はしましたが、その答えをざっくりと書くと、

「いや特にその必要はありません(汗)」
と言ったところです。

むしろ48手をしっかり覚えようとするくらいなら、他にセックスに関して覚えるべきものがこれでもかというくらいにたくさんありますし、女性に48手を試そうと思ったらその半分以上が「いや、何しようとしてるん?」と女性に突っ込まれそうになるものが多いです。

最悪、女性の体に強い負担をかけてしまったり、怪我をさせてしまうものまであります。

セックスの全てが48手に分けられるというわけではありません

あと意外と多いのが「セックスにおける全ての体位には48種類が存在する!」と勘違いしている人もいらっしゃいます。
…昔の僕もそうでした。

このあたりはちゃんとセックス体位48手の一覧をご覧いただければ、そういうわけでもなさそうというのがすぐにおわかりいただけるかと思いますし、「確かにこれは実践的ではない」というのも頷けることでしょう。

それに、現代ではけっこう知られているロールスロイスや寝バックといった攻撃力の高い体位も、その48手には含まれてはいませんからね。

48手ってどこから来たの?

セックス体位48手の正式名称(?)は、「大江戸48手」と言います。

そして48手というのは、相撲の技が48手あるのをパロったものになり、現在でもセックス体位48手以外にもダイエット48手や「○○○48」といったアイドルグループの命名にもパロられています。

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そしてこのセックス体位48手が出てくるものが春画浮世絵師の「花菱師宣」が描いた「恋のむつごと四十八手」という集が集の中に出てくるものが、現代にも伝わるセックス体位48手のベースになっています。

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そうです、48手というのはどちらかというと実戦で使うためではなく、あくまで春画としての構図として絵面映えするために考案されたものが多いのです。

とくに実際のセックスではあまり行わず、AVなどのセックスでは多く多用される「背面座位」に準ずる体位が48手には多いのも、やはり春画としての絵面がいい感じになるからですね。

他にも、実際やってみると大して気持ちよくもなれないし体勢的にもキツイけれど、絵面として艶かしく美しい体位もあったりします。

これは想像の域を出ませんが、この「恋のむつごと四十八手」に出てくる体位を真似してやっていた江戸時代の人ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。

今で言う「AVの真似をするな」「AVはファンタジー」という言葉がありますが、江戸時代でも「春画の真似をするな」「春画はファンタジー」といったことがもしかしたらあったかも知れません。

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実際、改めてAV(特に無修正作品)を見てみると、けっこう48手に部類される体位が用いられていることが多く、それらの体位のときでは結合部にカメラがアップされる事が多いので、絵として「しっかり結合部を見せる」ための体位であることも伺えます。

それに春画の多くも、かなり結合部を繊細に描いている作品も多いですからね。

そういった意味で、体位48手は現在でも伝わっては居ますが、それは決して伝統的に行われていた体位として存在しているわけではなく、あくまで風俗文化歴史的なものなので、豆知識や雑学として覚えるのはいいのですが、実戦で使用するために覚える必要は全くありません。

けれど、たしかにその48手の中には風情を感じさせるものが多いですし、絵面としては優秀な体位も多く、それぞれの体位のネーミングの由来もとても洒落っ気があってなるほどなあと感心させられるものはたしかにありますよ。

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タロスケセックスアドバイザー
これまで抱いた女性は200人以上。 50人辺りまではただ自分の性欲を満たすためだけのセックスをしてきましたが、一人の女性と出会い、そこから「女性のためのセックス」をするように心がけてきました。 現在では8割型の女性をイカせれるようにもなり、女性を幸せにできるセックスとは何かを模索し続けています。