男性と女性では性欲のあり方そのものが違うため、男性にとっては女性の性欲というものを完璧に理解することは難しいものです。
もちろん、僕も女性の性欲というものについては自分なりに勉強したり研究したり、観察してきたりはしましたがその完璧なる「解」にはたどり着けません。
この記事の見出し
性欲の目覚め
人の欲求には、食欲や睡眠欲、排泄欲というような生まれつき備わっている欲求である「一時的欲求」と、後天的に備わる「二次的欲求」というものがあります。
男性の性欲というのは、精通を迎え思春期になることで、異性である女性の体に興味を持ったりして自然と性欲というものに目覚めていきこれも「一次的欲求」に分類されますが、女性の場合は性欲という分野に関しては「二次的欲求」である側面が多いものです。
女性の場合は初潮を迎え第二次性徴に達しても、男性のようにはっきりとした性欲というものには目覚めないようです。
女性にとっての性欲や性的な興奮というものは、なにかのトリガーが引かれない限り自然と発生するものではありません。
特に最近はネットで女性向けのちょっとエッチな漫画作品や小説作品をかんたんに読むことができますし、そうでなくても自然と作品に取り入れられたちょっとエッチなシーンでも、ふと脳が興奮していることに気づいたりという感じでだそうです。
そうして彼女の中に隠された性欲のスイッチが押されるのです。
男性と女性の性欲の違い
哺乳類の中で人間というものは、一年中発情しているとても珍しい生き物とされています。
多くの哺乳類には、季節などの関係で限定的な発情期などが決まっていて、その期間だけにセックスをし種の保存作業を行います。
ですが人間は、身体と脳と環境が整えば、どんな季節であろうと一気にセックスモードに突入できますが、これには体内で生成されるホルモン物質が影響しているのです。
男性は代表的な男性ホルモンといわれる「テストステロン」が性欲の源のようになっており、これが生成される以上、どんなに老人になってもペニスが勃たなかろうが性欲がわき続けます。
女性の場合はまた少々複雑なホルモンの動きをしており、20~40さいくらいまではテストステロン以上に、女性ホルモンであるエストロゲンが性欲に深く関係しております。
エストロゲンは女性らしい性の欲求で、心のつながりを求めたり愛されたいと願う欲求を司り、テストステロンはとにかく異性とやりたいというような男性的な性欲を形作ります。
そういった意味では、性欲と一言で言っても女性と男性のものではその質が少々違います。
ちなみに海外では女性にテストステロンが増えるような薬を投与すると、男性のように開放的な性欲を持つようになってしまったという報告例もあります。
女性の性欲は複雑だ
このサイトは主に男性向けに作られているのでこの記事を読んでくださっているあなたも男性と仮定しておりますが、男性の性欲というのはわかりやすいですよね?
乱暴に言えば、目の前にセックスOKな美女がいればそりゃ100人中99人はすぐにセックスするだろうというような。
それに比べて女性の性欲というのはとっても複雑です。
それは「女性器にも脳がある」とも言われていて、女性器の神経は直接脳に繋がっているからです。
たとえば、クリトリスや膣内の性感帯が刺激されると大きな刺激が脳に伝わり、そこからドーパミンやオキシトシン、エンドルフィンなどの快楽物質が分泌されます。
これらの快楽物質は人間が幸福感を感じ取るためには無くてはならないもので、脳が正常に働くためには不可欠なホルモンともいえます。
女性はセックスに何を求めるかと言えば、快楽以上に幸福感というものを求めたがる傾向にあります。
なので、この幸福感を欲し、そのために性欲が高まってしまうという感じです。