セックスにおける「強い刺激」と「気持ちいい刺激」の違いについて解説していきたいと思います。
強い刺激と、気持ちいい刺激と聞いて、たしかにあるよねぇと思ってくださった方であればこの記事を特に読む必要はありませんが、「え?なにか違うの?」と思ったのであればぜひともこの記事を読んでいただければ幸いです。
この記事の見出し
強い刺激と気持ちいい刺激の違い?
まず、先に書いて置かなければならないこととして、セックスにおける「強い刺激」と「気持ちいい刺激」というのは似て非なるものであると覚えておきましょう。
例えば、クリトリスを刺激する際にコンセント電源を使用するようなフルサイズのパワフルな電マを当てたとしたらクリトリスに強烈な振動が加わり、それを性的な気持ちよさと脳が感じ取ったら一気にオーガズムまで登ります。
人によっては強すぎる刺激を与えられることで痛いと感じる女性も少なくはありませんが、それでもその強い刺激を気持ちいいものと感じ取ったならそれは確かにすぐにイッてしまうほど気持ちいいものです。
しかし、刺激を受けている間は確かに気持ちいいものではあれど、いざイッたときの気持ちよさはそこまで高いものではなく、必ずしもそれが気持ちいいイキかたではありません。
確かに強い刺激をクリトリスやGスポットなどに与えることでイクまでの時間は早くなるものの、いざイッたときの爆発力が弱いという感じでしょうか。
そしてその逆に、気持ちいい刺激というのは、微弱な刺激でクリトリスや膣内を愛撫すると、それだけの刺激だけはそう簡単にイケるものではありません。
しかしそんな微弱な刺激であっても着実にオーガズムに向けてのエネルギーは溜まっていっているものなのです。
そしてその微弱な刺激を淡々かつ延々と受け続けると、だんだん自分のなかでゾワゾワとしたオーガズムの波が押し寄せてくるのを感じるはずです。
そしていざ微弱な刺激でオーガズムを迎えるときは、あのイク直前の下半身がキューッとなって頭が真っ白になるようなあの時間が長く長く続き、それまで溜めていたエネルギーを大爆発させるような、長く深く重いオーガズムを全身で感じることができるのです。
そういった意味では、強い刺激でイカせるのではなく、微弱な刺激でイカせることのほうが結果的に遥かに気持ちいいオーガズムを体験することができますし、その微弱な刺激でイカせられる男性こそがセックスが上手な男の部類に入るのです。
男性であっても、強い刺激と気持ちいい刺激を体験できる?
あなたが男性であってもこの強い刺激と気持ちいい刺激というものの違いを簡単に体験することができます。
たとえば、強い刺激はフルボッキ状態でオナニーするときに思いっきり自分のペニスをしごいてみることです。
そんな状態で思いっきりシコシコとしごくとめちゃめちゃ気持ちいいですよね?
そして気持ちよさのあまりにすぐに射精してしまうと思いますが、射精前のあの「くうっ!」とした瞬間はほんの一瞬で、結果として「ふう、出た」という感じで終わると思います。
では今度はオナニーするときに皮オナニーでシコシコと強い刺激と圧迫をペニスに与えるのではなく、亀頭用の電動オナホールなどのローターのみの微弱な振動だけを感じてオナニーしてみましょう。
おすすめはブラックキャップ7というのが、安価かついい感じの刺激をもたらしてくれます。
これだけだとそんなにすぐにはイケませんし、射精するまで時間がかかりますが、じっくりまったりと亀頭で刺激を感じていると、うすうすと射精感がこみ上げてくるような感じになり、その体がムズムズゾワゾワするような時間がとても長引き、そしていざ射精するときはあの精子が出る直前の突き抜けるようキューッとした時間がとても長く感じて、頭が真っ白になる感じでイッてしまうことでしょう。
こういった違いを知識だけではなく、自分の体を使った体験として感じてみることで、女性を愛撫するときやイカセにかかるときも自然と、微弱で淡々とした刺激を与えてあげようと思うはずです。
微弱な刺激で一大市場を築いた大人のおもちゃ
ここまでいかに強い刺激を与えるよりも、微弱な刺激を与えることのほうが大事であるのかを解説していきました。
そして、それはアダルトグッズ業界もしっかりとそれを認識したようで、あるジャンルの大人のおもちゃが開発され、それが大ヒットし、今ではそのおもちゃだけで一つのジャンルを築いてしまったものがあります。
それがマイメアリーなどに代表されるようなクリトリス吸引器です。
見た目が吸引器っぽいのでクリトリス吸引器と呼ばれますが、実際にクリトリスを吸引するという感じではなく、クリトリスにスポット部分を当てることで、そこから微弱な空気圧を放出し、その空気だけでクリトリスに微弱でソフトな刺激を与えることに特化しております。
しかし、そんな微弱な空気でも敏感すぎる器官であるクリトリスでは気持ちよくなることができ、その微弱な刺激でイクことがこれほどまでに深く長い気持ちよさをもたらしてくれることを女性達から圧倒的な支持を得て、こうしてクリトリス吸引器はひとつの市場を築くまでになりました。
イカせるときも淡々とペースを変えず…
書き忘れていましたが、ソフトタッチの微弱な刺激を与え続けて、いざ相手の女性がイキそうになっても愛撫のパワーやスピードを上げることなく、あくまでクールに淡々と最後までイカせるということが大事です。
そこまで頑張って、最後にペースを乱しては元も子もありません。
ついつい女性がイキそうになると、「もう少しだ!」という感じでラストスパートをかけるように、愛撫やピストンのパワーやスピードを上げてしまう男性も少なくはありませんが、最後までペースを保つのは本当に大切です。
もちろん、ラストスパートをかけると長く深いイキかたから、短く鋭いイキかたになってしまうというのもありますが、それまでソフトタッチや心地よいスピードとパワーで気持ちよくなれていたのに、最後にいきなりペースを変えられると気持ちよさのリズムが乱れ集中力が途切れてしまって、かえってイケなくなってしまう場合もあるということです。
まとめ
以上、今回は強い刺激と気持ちいい刺激についての違いを解説させていただきました。
強い刺激は、女性を痛がらせてしまう危険性もあり、イクまでの時間も短い分イッたときの快感も弱いもの。
気持ち良い刺激は、イクまでに時間がかかるが、いざイッたときは頭が真っ白になるくらいに深く長い快感が訪れるというもの。
もちろん、そのままイケないこともあるというリスクもあります。
それぞれ一長一短でもありますが、できれば男として、セックステクニックを磨くものとして、最終的にはしっかりと微弱な刺激で女性をイカセられるようになってほしいと思います。
強い刺激を与えることは誰にでもできますし、俗にいうセックスが下手な男たちというのはこの強い刺激を与えることしか考えておりません。
なので、弱い刺激でオーガズムに達する極上の快感を知っている女性からすれば、パワーだけに頼ろうとする男とのセックスはそれだけでセックスが下手な男のレッテルを貼られてしまいますし、仮にそれでイケたとしても彼女が知っている極上の快感の比ではありません。
だからこそ、あなたにもそんな微弱な刺激でイクことの極上のオーガズムを与えることができるような、セックステクニックと忍耐力、そして大人の余裕を身に着けてくださればと思います。