前戯でも挿入中でも、相手の女性が「イキそう…っ!」って言ったり、サインをみせたとき、あなたはどんなアクションをしますか?
ここ割りと多くの男性が、前戯中であれば指を動かすスピードを速くしたり力加減を強くしたりしてラストスパートをかけたがるものです。
昔の僕もそうでした。
じゃあ、女性がイキそうになったときにどうするのが正解かというと、
「そのままのスピードとパワーをキープ」
もしくは
「あえて中断してみる」
の2択です。
イキそうなときにラストスパートを掛けてはいけない理由
ではなぜ、相手の女性がイキそうなときにスピードやパワーを上げてラストスパートをかけてはいけないかと言うと、理由は色々とありますがまずはそのイクに至るまでの愛撫やピストンのスピードやパワーがちょうどいい感じだったということです。
セックスにおける女性の気持ちよさというのは、強ければいい、早ければ気持ちいいというわけではありません。
女性の各々ちがうというか、同じ女性であってもホルモンバランスや気分によってもそれは異なります。
特別生きやすい女性でもないのに、イキそうと言ってもらえたのは、ちょうどのそれがいい具合に噛み合っていたからです。
むしろなんなら、女性が言う「イキそう」というサインは、「そのままの感じでお願いしますわ」という意味くらいに思っているのがいいでしょう。
さらにそのスピードやパワーを加速させると、女性が中でイキそうになって頭が真っ白になり始めてきたときや、クリトリスなどでイキそうなときはときは何かが登りはじめて来る頃合いですが、その頂点に至るまでの集中力がとぎれてしまうということにもなります。
それにスピードやパワーをアップさせると、ちょうどいいポイントが気持ちよかったはずなのに、それがズレてしまったりすることも少なくはありませんからね。
また、女性がイキそうなときに力加減を強めたり速度を上げたりしてラストスパートをかけたとしても、決して女性がイケないわけでもありません。
それでもイクときはちゃんとイキます。
ですが、そのときのイッたときの気持ちよさと、そのままのスピードやパワーをキープしてイッたときの気持ちよさは全然違うのです。
一気に上り詰めてイッたときと、じわじわと快感に脳が侵食されるようにイッたときの気持ちよさでは、その深みが違うのです。
当然、キープしたときのほうが深く、そして長いオーガズムを女性は感じるのです。
ちなみに、スピードとパワーをキープする以外に、「中断する」という選択肢は、これは焦らし効果です。寸止めというやつですね。
寸止させるを繰り返すことで、女性の中でいい意味でのストレスが溜まり、いざイカせるときにはそれが大爆発するかのような大きな気持ちよさが生まれるのです。
あなたも体験してみよう!
イキそうなときは、スピードとパワーをキープしてイッたときのほうが気持ちがいい。
これは女性であっても、男性であっても同じなので、イマイチ実感としてわかないというのであれば貴男も実際に体験してみましょう。
まずイメージからですが、オナニーをしているときに射精感が湧いてきたら思いっきりペニスを握る手を強くハイスピードで動かせば一瞬で射精してしまうでしょうが、その気持ちよさは本当に一瞬です。
しかし、イキそうになってもゆっくりゆっくり手をしごけば、イキそうなときの金玉がキューッとなるあの感覚がいつもよりも長く続き、射精自体も勝手に精子が出ていくかのようにどくどくと脈を打ちながら長時間あの気持いい感覚を楽しむことができるわけです。
もしよければ、今夜にでもそれを意識しながらオナニーで試してみてください。
はたまたは、風俗嬢の女性などにお願いしてもいいでしょう。
ちなみに、こういうスローなオナニーは、亀頭にひたすらローターを当てるだけの地味ながらも渋いオナニーグッズもありますので試してみるのも新しい気持ちよさを発見できるかもしれませんよ。
なぜ男はラストスパートをかけたがるのか
男だって女性を気持ちよくさせてあげたい生き物ですからね、女性にイキそうと言われれば自分にできる限りのことをしてあげたいと頑張ってしまうもので、その頑張り方がもうパワーを上げてスピードを上げるというくらいしか思いつかないのです。
ゴールまできたら、ガムシャラに頑張る、です(笑)
それに、愛撫する腕にも疲れが溜まっていたり、ピストンするペニスも射精を迎えそうであったなら、最後の力を振り絞ってゴールを目指すという感じでしょうか。
まだまだセックスの経験が浅い頃は、それが間違いだったなんてなかなか思わないものです。
それになにより、ラストスパートをかけたがってしまうのはやはり「AVの悪影響」のひとつでもあると思います。
AVはどうしても演出のために手マンはガシガシとはでにやるものですし、フィニッシュ寸前のときは腰をフルスピードを最大限にアップさせ、女優さんの方も盛り上げるためにそうでなくても「イッちゃう!イッちゃうー!!!」と演技をするのです。
女優さんも男優さんも監督さんも、見てくれている男性に楽しんでもらうために頑張ってやっていることであり、悪意はそこには有りません。
で、それを見た人が、「女性がイキそうなときはパワーとスピードを強める!」ということが無意識のうちに刷り込まれてしまっているのかもしれません。
で、実際にセックスのときもそれでも女性はイクときはイクので、「やはりこれが正解か!」と勘違いしてしまい、この先別の女性とセックスをするときも「その状態をキープ」ということにたどり着けなくなってしまうのです。
今回は、女性がイキそうになったら「そのままのスピードとパワーをキープ」。
中級者の方は「あえて中断して焦らす」ということを、思い出してあげてください。
そして女性が言う「イキそう」というサインは、「そのままの感じでお願いします」ということを念頭に置いておきましょう。