女性が愛液を分泌し、アソコが濡れていると性欲が高ぶり興奮しているかのように思っていた時期も僕にはありました。
それは「こんなにアソコをぐしょぐしょにして、エッチだな」というなにかのセリフが影響してそう思うようになっていたのかもしれません。
しかし、そもそも女性器が濡れるのは性欲が高ぶったり脳が興奮したりして濡れるのではなく、平常なときにでも常に濡れているのが正常なのです。
男性期と違って膣内の構造的には、どうしてもウイルスや細菌、不純物などが溜まりやすくなってしまう傾向にあり、それらから膣内を守り清潔に保つためにそれらを体外へと排出する役割を持っているのが愛液と呼ばれる膣分泌液なのです。
ちなみに腟分泌液を構成する成分は、膣壁やバルトリン腺、尿道腺や支給などと行った部分から様々な分泌液が混ざり合って愛液というものを構成しています。
愛液そのものは基本的には、ウイルスや細菌が酸性に弱いということもあり「弱酸性」となっておりますが、条件によって「酸性」や「アルカリ性」に傾くこともあります。
実は男性の精液はアルカリ性となっており、愛液が弱酸性のままであると精子たちは弱酸性の愛液に寄って溶けてしまうことになりますからね。
そういった意味では、不純物は不純物、精子は精子と女性の本能はわけているのでしょう。
ちなみに、そう考えるとクンニをしたときに女性の愛液が若干酸っぱかったら、まだ頭がセックスモードに突入していないか、そもそも本当はあなたとのセックスを心のどこかで拒んでいる可能性があります(汗)
また、愛液には挿入の際の軽滑剤としての役割を果たしペニスを膣内で受け入れやすくしたり、愛液の独特なぬめり家でより強い刺激を男性期に与えて射精を促すという機能。
そして愛液の最も主な理由が、「自分の内臓である膣内を守るため」です。
なにかの体験談で女性が乱暴されているときに濡れていることを自覚した女性がいました。
それこそまさに、男性のペニスを受け入れるために濡れているのではなく、異物から自分を守るために濡れている状態と言えます。
男性の多くは女性器が濡れているのを、感じているから、興奮しているからだと思い込みがちですし、さほど濡れていなくても膣内に指を挿れると濡れだしたりした経験もあるかもしれません。
そのときにどうして女性器は濡れたのかと言うと、純粋に性的興奮が高まりその異物を受け入れようとして濡れたのか、はたまた男性の指やペニスを異物だと認識し、自分の身体を守るために濡れたのかの2種類があります。
もし、異物だと判断していた場合そのまま行為を続けていれば快感どころか不快感しか蓄積されないという状況にもなってきますよね。
先程書いたように、愛液の味を確認して、酸っぱいかそうでないかで判断できそうですが当然のことながら完璧ではありません。
しっかりと、相手の女性があなたとのセックスを受け入れようとして濡れているのか、それとも拒絶しようとして濡れているのかを見定めるようにしましょう。