AVの影響が大きいのかもしれませんが、多くの男性はとにかく女性を激しく責めることで大きな快感を与えれるものだという認識があります。
しかし、激しくしていいのはほんのワンシーンだったり、しっかりと心も体も温まりきったころだけです。
あくまで女性とセックスをする際は「ソフト&スロー」が基本であることを覚えておきましょう。
女性の興奮はゆっくり登るもの
では、なぜセックス(特に前戯)においてはソフト&スローが基本になるかというと、理由はいろいろとあるのですが、まずはセックスにおける女性の興奮の上昇スピードが男性と違って非常にゆっくりだからです。
例に上げると、男性の場合は可愛い女性の裸を見た瞬間に、一気にペニスが固くなってすぐにでもその膣内に自分のイチモツをブチ込んでしまいたいくなるくらいに興奮したりもするのですが、女性の場合は男性と違って一気に興奮が登るわけではなくジワジワと時間をかけて登っていくものです。
仮に女性がその日すごくセックスをしたくてムラムラしていようとも、まだ完全に興奮しきっているわけでもないし、体の方も準備ができていません。
女性の興奮を呼び覚まし、体も敏感にさせてあげるためにも前戯があるわけですが、その前戯もしっかり時間をかけてやさしくしなければなりません。
女性は雰囲気で感じ、そして愛されたいと願う
ソフト&スローで前戯を行うということは、やはり前戯においてムードも演出できますし、なによりも女性にとっては愛でられ大切にされているように感じられるものです。
雑巾を扱うようにではなく、まるで大切な何かを扱われるようにゆっくり丁寧にされることで、その男性からの愛情のようなものを感じ始めるでしょう。
また、スローに前戯を行うことで、それだけで女性をリラックスさせる効果もあるのです。
興奮とリラックスはまるで反対の言葉のようにも思えますが、セックスにおいてはリラックスした状態があって初めて真なる興奮の領域へと昇ることが可能となるのです。
フェザータッチ
ソフトな愛撫の基本中の基本とも言えるテクニックが「フェザータッチ」です。
手の指が相手の肌に触れるか触れないかという距離を保つことを意識しながら、肌ではなく産毛を撫でるように愛撫することがミソです。
そして、自分でもこれでもかというくらいにじれったくゆっくりと行うことです。
なぜ、このフェザータッチをしっかりと取り入れるべきなのかというと、人間の体は実際にモノに触れていなくても、肌では相手の体温を感じ、空気の僅かな動きを産毛が感覚として感知するものです。
それによって、神経がだんだんと鋭くなっていき、やがては全身の神経がかなり敏感なものとなり、肉体で受ける性的快感も非常に増幅されて感じるようになるのです。
そういった意味では、フェザータッチは女性の体を準備するためには必要不可欠なセックステクニックとなります。
それに多くの女性は、じっくりとフェザータッチをされたいという願望を持ちながらも、それをあまりしてくれる男性や上手にしてくれる男性が少ないので、需要と供給のバランスが取れていないので、フェザータッチをするだけでも希少な男になれます。
詳しいフェザータッチの仕方は以下のページで書いておりますので御覧ください。
また、フェザータッチは男性の体でもその効果を感じることができるので、自分の体を使ってどこが効果的か、どういうスピードや強さで行うのが効果的かなどを身を持って学ぶことができるので練習してみましょう。
焦らしプレイ
フェザータッチをすることで肉体の神経が敏感になって受ける性的快感も増幅される効果があると書きましたが、それだけではなく「触れてほしいのに触れてくれない・・・」という”焦らし”の効果を生み出すことにもなります。
はやく触れてほしいという欲求が女性の中に渦巻いてきて、それが蓄積されることにより更に欲求不満状態に陥らせることでより一層神経が敏感になるのです。
フェザータッチでなくとも、例えばクンニをするために舌を近づけつつ舌先がクリトリスに触れるか触れないかの位で舌をベロベロすることで、クリトリスは舌の温度や動く空気を感じ取って、むず痒い状態になり、それが実際にクリトリスを触れたときにはより一層大きな悦びと快感に襲われるものです。
また、ある程度その女性を自由にイカセれるようになったら、もう少しでイクという状態のときにわざと指やピストンをストップさせ、それを繰り返すことによっていざ絶頂に達したときの快感と開放感がよろ大きなものとなるのです。
焦らしに関してもこちらに詳しく書いてありますので参考までにどうぞ。
指マンだって当然ソフト&スローで
指マンも当然のことながらソフト&スローで行うということも、セックステクニックを勉強している貴男にとっては当然の事になっていると思います。
ハードな手マンはあくまでAVの作品として盛り上げるための演出ですからね。
女性を痛がらせて興冷めされてしまったり、膣内を傷つけてしまうとセックスどころじゃなくなりますからね。
まんことはいえ、女性の「内蔵」であり「臓器」であることを絶対に忘れてはいけません。
GスポットやPスポットなどを捉えたら、ガシガシではなくグイ…グイ…グーという感じでゆっくりやさしく愛撫してあげるようにしましょう。
しっかりと愛撫するポイントさえ狙うことができれば、激しくする必要なんて無いのです。
そして女性がイキそうになったときもわざわざペースアップする必要もなく、そのペースのまま女性がイクのを待ちましょう。
実は、女性の方はテンポアップされると調子がハズレてかえってイキにくくなる女性も居ますし、同じテンポのまま絶頂を迎えるほうが、ジワジワと波が襲ってきて全身に快感が広がるようにイクのです。
まとめ
- 女性の興奮はゆっくり登るもの…まずは興奮させることを念頭に!
- 女性は雰囲気で感じ、そして愛されたいと願うものである
- フェザータッチをしっかり盛り込もう!
- 焦らして焦らして…より神経を敏感にさせよう!
- 指マンもソフト&スローに!
セックスでの基本は、あくまでソフト&スローでと書かせていただきました。
フェザータッチや焦らしを行うことでどういう効果があるか以上に、優しくゆっくりと前戯を行うことで、いかに女性が大切にされているか愛されているかを感じ取らせることができるのかが重要ですし、ソフト&スローで余裕を持った前戯を行うことでリラックスさせることや「この人に身を任せてもいい」と安心させるための、そんなメンタル部分での効果にこそ意味があるのです。