世の中には少数であり症例も数多く報告されているわけではありませんが、1日に何十何百回とオーガズムを感じてしまう女性が存在します。
それはセックスをしていたり、オナニーをしたり、はたまた頭の中でエッチなことを考えているわけでもないのに、何気なくテレビを見ている時、家事をしたりショッピングセンターで買い物しているときにも、ふとイッてしまうのです。
医師に助けを求め正式な病名を診断されると
『持続性換気症候群(PSAS)』
という病名が付きます。
オーガズムの気持ちよさを知っている人からすれば、一日中何百回とイケまくるのだからと羨ましく感じる部分もありますが、彼女たちはイキたくていっているわけではなく、さらには性的妄想をしているわけでもないのに勝手にイッてしまうのは、非常に日常生活で不便であり、そしてそれは体にも大きな負担をかけてしまうことになります。
このイクイク病の症例は海外だけではなく、この日本でも報告されています。
例えば、あるOLさんはある日コンビニまで買い物に出かけた際に、突然体がビクビクと弾んで突如オーガズム現象が身体を襲ったそうです。
それ以来、通勤で電車に乗っている際や、同僚に肩を叩かれた時、携帯電話のバイブ機能が作動したときにもオーガズム現象が起こって勝手にイッてしまうようになりました。
そのために他のことがほとんど手につかず、精神的に参って病んでしまったといいます。
このイクイク病(持続性換気症候群)は2001年に正式に発見された奇病です。
症状として、性的興奮、生殖器の充血とは無関係に、自然発生的かつ持続的なオーガズム現象に見舞われるのが特徴です。
そしてこれらの快感は妙に強いものな上、長いときだと数日から一週間ほどこの症状に見舞われることがあるようです。
そしてイクイク病(持続性換気症候群)は色情症(多淫症)などの精神障害とは全く異なる症状で、性的興奮を感じていないときにもオーガズムを感じるのが特徴です。
よく、ポルチオ開発した女性は電車や車の揺れで体外式ポルチオという感じで、その振動だけでオーガズムを感じてしまうことがありますし、ちょっとエッチなことを考えただけでも脳イキしてしまう現象があります。
ただ、これらは割とパートナーと一緒に居るときや、エッチなことを考えているときに起こるもので、イクイク病とはまた違います。
イクイク病は、自分が望んでもないのにエッチなことを考えているわけでもないのに勝手にイッてしまい、そしてそれが日常生活にも支障をきたすレベルというところです。
普通であればオーガズムを感じることは女性にとってはとても気持ちいい気分になり祝福されるべきことではありますが、イクイク病でのオーガズムは決して気持ちいいというものではなく、どちらかというと恥辱的であったり精神的苦痛を感じるということが少なくはありません。
中には、このイクイク病に耐えきれず自殺を図った患者さんもいるそうです。
そしてこのイクイク病の正体は、現在も原因はあきらかになっていないそうです。
人によっては外科手術によってなんとか完治する場合もあるそうですが、明確な治療方法がまだ確立されてはいないそう。
ただこのイクイク病は女性のオーガズムの仕組みを研究する上で大きな価値があるとされて、世界の研究学者さんたちからは注目を浴びているそうです。
現在わかっていることとしては、このイクイク病は長期的に性欲を欠いた際に発症しやすいそうです。
むしろ、ポルチオの快感を覚えて連続イキや脳イキまでするようになってしまった女性こそなりやすいのではないかと思っていましたが、むしろ逆なのかも知れません。
現在はこの病気に対する完全な治療法は見つかっていないようですが、日常生活に支障をきたすくらいに勝手にイッてしまうのは、想像するだけで不便極まりなく、とても大変な生活を送っているのが想像に難くないので、一刻も早くこの病気の治療法が見つかることを願うしかありません。