アソコ。
一言で女性器をそう言っても、それは皮膚として露出した外性器や、膣内の各ポイントにおける内性器でもさまざまな名称がありますし、さまざまな感じ方があります。
今回は、女性器周辺の「外性器」の、各スポットの名称や、その器官が生物的にどういう役割があるのか、そして性感帯としてはどれくらいの感度なのかをざっと書いていこうと思います。
恥丘
パイパンにしていない女性であれば陰毛に覆われている恥骨の上の部分にあたります。
皮下脂肪が多く乗っており、柔らかくも弾力性があるのでセックスの際に、男性の恥骨などが当たったときの衝撃などを和らげてくれる役割があります。
性感帯としてはそこまで高い感度があるわけではありませんが、下着の上からそーっとフェザータッチをするかのように愛撫をすればジワジワとした刺激は感じますし、膀胱におしっこが溜まっている場合は、それを利用して圧迫することで内性器が刺激されて感じることもあるでしょう。
クリトリス(陰核)
みんな知っている、外性器の中では最も感度が高いとされている器官です。
男性で言えば、ペニスに当たる部分で、精子と卵子が受精して性別が決まるときに、男として生まれる場合はこの部分がペニスへと変わっていくのです。
女性の外性器の中でも非常にデリケートな部分で、血管・神経線維、海綿体から構成されており、男性器の亀頭と同じように平常時ではそのほとんどが陰核包皮に覆われていますが、外部からの刺激や性的興奮により、約1.4から1.8倍ほど膨張して勃起し、包皮が剥けて陰核亀頭が露出します。
クリトリスと一言でいってもその構造それぞれにも名称があり、全体を包んでいるのが陰核包皮、その下に隠れているのが陰核体、外部に露出する先端が陰核亀頭。
そして決して外部に露出することがないのが、クリトリスそのものを釣り上げているのが陰核懸垂靭帯、そして大陰唇の下を這うように支えてあるのが陰核脚と呼ばれています。
性感帯としては外性器ではずば抜けて高い分だけデリケートでもありますので、いきなり強い刺激を与えることはよしておきたいところです。
大陰唇
女性器の左右両端にある厚い皮膚に覆われた部分でもこっと膨れ上がっており、陰毛未処理の女性は陰毛で覆われており、パイパンや処理している女性の場合は、色が赤みがかっていたり茶色がかった利している部分です。
機能としては、もこっと膨れ上がっているのでセックスのときの衝撃吸収を担う働きがあり、汗腺や脂肪線が多いために男性の興奮誘うような独特の匂いを発するところでもあります。
性的興奮などでさらに充血して膨張したりするので、ここを圧迫することでも内性器への刺激とさせることができますが、それでもそこまで感度の強い性感帯ではありません。
小陰唇
外性器と大陰唇の間にあるビラビラのことです。
クリトリス下部から会陰部までそれは存在し、その役割というのは膣内に異物が入ってしまうのを防ぐためとも言われていますが、性的に興奮すれば多少なり充血して膨張し、ここを舌先などでなぞることで小さな刺激を与えることができます。
女性によって外見上の個体差があり、ピンク色だったり黒っぽい色であったり、左右で大きさが違ったりなどしています。
男性経験が多いほど黒ずんでいると言われていますが、僕自身の経験上は、処女であったり経験数がほとんど無いという女性にも、ここが黒ずんでいる女性は少なくはありません。
性感帯としては決して高い感度がある部位ではありませんが大陰唇よりは感度が高めで、クンニの際に舌先でなぞると妙なくすぐったさがあり、それが焦らし効果も含めた気持ちよさへとつながることもあります。
ビラビラそのものよりも「付け根」はそれなりの性感帯ではありますので、この小陰唇を舐める場合は付け根の部分を意識すると良いでしょう。
外尿道口
膣口とクリトリスの間に小さく開いている、尿を排泄するための穴です。
昔、童貞だった頃、女性のおしっこは膣口から出てくるものだと思っていたのは、きっと僕だけではないでしょう(笑)
性感帯としては個人差がかなり現れる部分でもありますし、刺激しづらい部分でもありますので無理して責める必要もありません。
膣前庭
尿道口とクリトリスの間にある、小陰唇に囲まれたところにある地帯のことを指します。
あまりメジャーではない女性の性感帯スポットであり、ここを唇で押し込んだり、舌先でチロチロと愛撫することで、女性にとってはムズムズするような微弱な快感を与えることができ、それを継続的にするとで未知なる大きな快感へと昇華させることもできます。
ただし、ここも皮膚としては薄くデリケートな部分なので、自分が思っている以上に優しく責めましょう。
膣口
尿道の下にある膣への入口であり、ペニスを挿入するところでもあれば、出産の際に赤ちゃんが出てくるところでもあります。
平常時は横に潰れており、その大きさは約1センチ程度と非常に小さいものになっており、そのまま勃起したペニスを入れようとしようものなら激痛を走らせてしまいます。
あたりまえですが、ペニスを挿れる際はしっかりと興奮させ、指でゆっくり入り口の筋肉などをほぐすように愛撫してから出ないといけません。
膣口そのものを外側からの愛撫などで性的快感を与えても大きな快感とはなりませんが、ペニス(異物)を挿入しそれを引き抜くときには大きな快感があり、これがセックスにおける挿入中のピストン運動による快感の1つになります。
会陰部
割れ目の一番下の部分から肛門にかけての間の部分のことを指します。
膣口周辺の膣括約筋と、肛門括約筋が交差している部分であり、伸縮性があります。
ここも立派な性感帯の一つで、圧迫したり振動させることによって独特な刺激を与えることが可能です。
肛門(アナル)
排泄物を出すための穴です。
調教することによって中に異物を入れて性的快感を与えることはもちろんですが、外から肛門にヒクヒクさせるような刺激を与えることもできます。
初対面の女性やまだ関係の浅い女性に対してここを責めると、快感よりも羞恥心が勝ってしまい、集中できなくなることもあるのでもっと深い関係になってからのほうが無難です。
まとめ
以上が、女性の外性器(膣周辺)の名称と役割でした。
それぞれの性感帯としての感度の高さを書きましたが、基本的にはクリトリスがずば抜けて高いという感じで、それ以外はただ刺激をしてもそこまで感じるものではありません。
しかしだからといって無視するのももったいないです。
クリトリス以外もしっかりと愛撫することで、女性に新鮮な刺激を与えることが出来たり、「丁寧にされている…」という印象を与え、セックスで感じるためには避けて通れない安心を与え、そして興奮を呼び覚ますことが出来ます。
やはり外性器と内性器での性感帯としての感度を考えれば、内性器こそほぼすべてが性感帯でもあり、セックスにおいてのメインでもあります。
外性器を愛撫したり刺激するのは、あくまで内性器で受ける刺激をどれほどまでに増幅させるか、そのための前戯として外性器をどういうふうにどういう順番で責めていくかでも、その刺激の快楽は違ってきますよ。